やちよ絵手紙の森美術館

季節の絵手紙エッセー

2018年8月の絵手紙エッセー『笑っていよう』

2018年8月の絵手紙エッセー『笑っていよう』

麦藁帽子の隙間から容赦なく 強い陽射しは差し込んでくる アスファルト道路からはもやもやと 陽炎は立ち上りサングラス越しに 見えるビル群はゆらゆらと揺れている 都会の街並みに慣れたとは言っても 真夏のビル群の光景にだけは […]

2018年,

2018年7月の絵手紙エッセー『おおい、空よ』

2018年7月の絵手紙エッセー『おおい、空よ』

木々の緑はすっかり色濃くなった そよ吹く風も空も初夏の色 爽やかな薫風の中に染まっている この季節、心の中が満たされ 何ものも恐れぬ勇気が湧くような 勢いを感じたりする 都会の雑踏から少し離れて のどかな里山を歩くと 懐 […]

2018年,

2018年6月の絵手紙エッセー『こころに花を』

2018年6月の絵手紙エッセー『こころに花を』

木々の新緑は降り注ぐ光を反射し 柔らかな枝を風に任せている 陽射しは高層ビルの窓に反射し 目を細めながら歩いていると 両脇の植え込みのツツジの花は こぼれる程に咲き誇っていた 季節はそれぞれの出番を待つ 花々たちの饗宴で […]

2018年,

2018年5月の絵手紙エッセー『一歩ずつ』

2018年5月の絵手紙エッセー『一歩ずつ』

空はすっかり春を迎えた 手毬のように咲き誇った八重桜も バス通りの柳の街路樹もみな柔らかな 春色へと衣替えしている そして、その足元の植え込みには パンジーやチューリップが彩り豊かに 街行く人々の目を楽しませている 小さ […]

2018年,

2018年4月の絵手紙エッセー『祝い膳』

2018年4月の絵手紙エッセー『祝い膳』

春はひと雨ずつ近づいてくる 冷たいみぞれ混じりの雨もあれば やわらかな芽吹きの雨もある この季節、三寒四温というけれど まさに春の訪れは行きつ戻りつ そんな日々の繰り返しの中で 草花の小さな芽は土の中から ひょっこりと顔 […]

2018年,

2018年3月の絵手紙エッセー『我慢、がまん』

2018年3月の絵手紙エッセー『我慢、がまん』

何十年かぶりに昔暮らしていた町を 尋ねてみた。昭和四十年代後半のこと 小さな商店街でも賑やかで活気があった 横文字で書かれたお洒落な店 何度か入ったことのあるカツレツの食堂 パーマ屋さん、ツバメマークの自転車屋 その頃は […]

2018年,

2018年2月の絵手紙エッセー『必要なこと』

2018年2月の絵手紙エッセー『必要なこと』

まだまだ春も遠いという季節 狭い庭の梅の木の下には毎朝 霜柱がすっくと立って朝日に輝く 切り立ったガラス細工のような 鋭さに、虹色の陽射しは当たって 静かに滴となって霜柱は消えていく その霜柱の根元をよく見ると 小さな黄 […]

2018年,

2018年1月の絵手紙エッセー『夢を追いかけて』

2018年1月の絵手紙エッセー『夢を追いかけて』

新しい年が始まり、また日常の流れが 戻ってきました のどかで、何にもない平凡な暮らし ベランダ側の温かな陽だまりの部屋で 新聞を読んでいるうちに、うとうとうと 幸せな時間が過ぎていく それから、暫く夢の中にいた 早く、早 […]

2018年,

2017年12月の絵手紙エッセー『頑張った自分にも』

2017年12月の絵手紙エッセー『頑張った自分にも』

街角の店先を賑わすのはポインセチア 真っ赤に色づいた葉の上にキラキラ輝く 金や銀の粉が吹き付けられ、まさに クリスマスそのもの、デパートの ショーウインドーを飾る一番の主役だ そして、師走と言えばもう一つの花 シクラメン […]

2017年,

2017年11月の絵手紙エッセー『こころの中まで』

2017年11月の絵手紙エッセー『こころの中まで』

季節は晩秋を迎えた 花も野菜も果物も それぞれに季節感を感じる 唯一の物がある、この季節 私の描く果物の中で半分に割った 中の芯の様子を見て、つくづく 感動する事がある どの野菜も果物も次の世代に ちゃんと受け継がれる種 […]

2017年,

2017年10月の絵手紙エッセー『この青空を』

2017年10月の絵手紙エッセー『この青空を』

故郷の空は高い、高くて青い イワシ雲が空一面に広がり 無数の赤トンボは 刈り取られた田んぼの上を飛び交い 竹ほうきで掴まえた。あの遠い日 のどかな田園風景だった しかし、その頃の私は 田舎暮らしがちっとも良いと思えず 都 […]

2017年,

2017年9月の絵手紙エッセー『バナナ』

2017年9月の絵手紙エッセー『バナナ』

あの遠い日、私がまだ幼い頃 熱を出して学校を休んだ日 風邪をひいて床に伏せっていた日 そこに母の魔法のような言葉があった 『シーッ、皆んなには内緒だよ』 そう言いながら前かけの下から そっと取り出し食べさせてくれたのは […]

2017年,