やちよ絵手紙の森美術館

ジャンル 2016年

2016年12月の絵手紙エッセー『柚と母さん』

2016年12月の絵手紙エッセー『柚と母さん』

街中が賑わう騒がしさが 師走の知らせを届けてくれる 花屋の店先のポインセチアも クリスマスソングも最近の 静かな二人暮らしには無縁で いつもの賑やかな日常が一番だと 思うようになった そう言えば、遠い昔のこの季節 庭先の […]

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2016年11月の絵手紙エッセー『柿の味』

2016年11月の絵手紙エッセー『柿の味』

『こらッ、早よ降りて来んか 柿の木ば直ぐに折れるけん危なかよ』 下から見上げる母の目は鋭かった あれは私がまだ小学校ぐらいの頃 庭先の柿の古木に登っては叱られた 秋が近づくに連れ色艶を増す柿は その頃の子供にとって空腹を […]

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2016年10月の絵手紙エッセー『心の宝物』

2016年10月の絵手紙エッセー『心の宝物』

秋の装いは樹々の彩りから始まる 街路樹が色づき始めて 街並みを行き交う人々も心なしか カラフルな秋色に見えたりする あの、真っ盛りの オリンピックの賑わいも落ち着いて また日常の静けさが秋と共に戻り 次の夢に向かって動き […]

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2016年9月の絵手紙エッセー『まあ、いっか』

2016年9月の絵手紙エッセー『まあ、いっか』

風は少しずつだが 秋色を感じさせるようになった 夕暮れ時ともなると 草むらからコオロギや鈴虫たちの 鳴く声が聞こえてくる 夏の疲れもそろそろ出る頃だが 狭い庭の草は伸び放題 家庭菜園の様子ときたら見事に 収穫を終えた無残 […]

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2016年8月の絵手紙エッセー『爽やかな心』

2016年8月の絵手紙エッセー『爽やかな心』

早朝の川沿いを歩いてみた 夏草の勢いは止どまる所を知らず 鬱蒼と繁る雑草で辺りの景色は 遮られ見えないほど伸びている もう少し歩くと田んぼ道に出た 葦の葉も、腰丈ほどに伸びた稲も 朝露をおびてしなやかに揺れている 湿気を […]

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2016年7月の絵手紙エッセー『笑っていよう』

2016年7月の絵手紙エッセー『笑っていよう』

また暑い夏が始まる それでなくとも暑さに弱い身 ましてや、年齢増すごとに暑さが 体にこたえてくるようになった あの、夏らしい青い空と白い雲 ジィー、ジィーと鳴く蝉の声も 何だか恨めしく思うようになった 夏風邪をひいて病院 […]

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2016年6月の絵手紙エッセー『幸せ探し』

2016年6月の絵手紙エッセー『幸せ探し』

雨あがりの人気のない川沿いを 久しぶりに歩いてみた 土手の草花達はたっぷりと水分を含み 後は柔らかな陽射しを待つばかり また、樹々の若い緑葉も 少しでも早く滴を落としたい様子 暫くすると雲間から、ほら、 光のすじが何本も […]

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2016年5月の絵手紙エッセー『竹のように』

2016年5月の絵手紙エッセー『竹のように』

雨あがりの白く霞んだもやの中を スコップを担いで歩いた こんもりと土が盛り上がり、少しだけ 顔をのぞかせたその場所が竹の子 あっちも、こっちも、ニョキニョキ 宝探しのように心がわくわくして つぎから次にスコップで掘りあげ […]

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2016年4月の絵手紙エッセー『春のかおり』

2016年4月の絵手紙エッセー『春のかおり』

ふんわりとした白い雲が 春の空にのんびり横たわっている ひばりは空高く、高く 気持ちよさそうにさえずり 私は「あ~う~ん」と あの広い空を全部飲み込みそうな 大きなあくびを一つする 春はやって来た、春になったのだ あっち […]

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2016年3月の絵手紙エッセー『いつの日も』

2016年3月の絵手紙エッセー『いつの日も』

花壇の片隅にいくつかの 小さな花の芽を見つけました まだ霜柱も立つと言うのに 春はちゃんと忘れずに来ていました 梅の花はもう咲き終わる頃で時折 枝先に止まっためじろが花びらを ついばんでいたりします ガラス越しの陽射しは […]

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2016年2月の絵手紙エッセー『春と一緒に』

2016年2月の絵手紙エッセー『春と一緒に』

庭先の梅の蕾もだいぶ膨らんで 一日でも間違った春風が吹けば ポッ、ポッ、と蕾ははじけて マフラーを首から外すだろうな でも、まだまだ意地悪な冷たい風は 過ぎ去って行きそうもない二月 お天とう様はいつものように輝いて 物干 […]

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2016年1月の絵手紙エッセー『年の初めに』

2016年1月の絵手紙エッセー『年の初めに』

いつの頃からか? 厳かな年の初めの習わしも すっかり影をひそめ 元旦から、おせち料理の横には パンとコーヒーも並ぶようになった お正月ぐらい日本文化の和食三昧と 言いたいが、若い世代に合わせた 洋物がお重にぎっしり詰め込 […]

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