やちよ絵手紙の森美術館

季節の絵手紙エッセー

『諦めないで』(2022年7の絵手紙エッセー)

『諦めないで』(2022年7の絵手紙エッセー)

夏の陽射しは心を明るくする 夏の空は私を元気にする 夏の花は強い 青い空に向かうヒマワリの花 一面に広がる黄色 それは、ヒマワリ畑 もし戦争が起きていなければ 今年も黄色のヒマワリ畑が 延々と続いていただろう のどかな穀 […]

2022年,

2022年3月の絵手紙エッセー『夢を掴む』

2022年3月の絵手紙エッセー『夢を掴む』

少しずつ、少しずつ 柔らかな陽射しを受けて 春は近付いているように感じる 木々には小さな、小さな膨らみ その根元の、ほっこらした土も いくぶん盛り上がりを見せて 地中深くからの息吹を感じる そして、 生け垣に違う、れんぎ […]

2022年,

2022年2月の絵手紙エッセー『自分らしく』

2022年2月の絵手紙エッセー『自分らしく』

窓辺の白いカーテンが 柔らかな春の風に揺れている 陽射しはもう、充分に春を含み そこいらじゅうの鉢植えは いきいきと咲き誇り 明るい光のシャワーを浴びている 季節は光で感じるものだと言う それを一番先に受け取るのは 草花 […]

2022年,

2022年1月の絵手紙エッセー『凛と咲く』

2022年1月の絵手紙エッセー『凛と咲く』

輝く朝日が燦々と降りそそぎ 新しき年を祝っているような 背中を押しているような 気負いを感じる。しかし 北国では雪のない新年を迎え とは言うものの年々、深刻化する 温暖化現象を危惧する人もいる 雪のない暖かな冬を喜べない […]

2022年,

2021年12月の絵手紙エッセー『幸せを届けに』

2021年12月の絵手紙エッセー『幸せを届けに』

いつものように冷たい風が吹いてきた いつものように年の暮れはやってきた ただ少しばかり違うのは 疲れた体でも、心は軽い気がする 去年の重苦しい不安から比べれば まだ少し気が楽なような気もするが でも、待てよ 油断は禁物だ […]

2021年,

2021年11月の絵手紙エッセー『季節の恵み』

2021年11月の絵手紙エッセー『季節の恵み』

季節は北国から 少し冷たい風を連れてやって来る 木々の緑は赤や黄色に衣替え 野原の緑はこげ茶色と 白いふわふわの綿帽子に変わり 果物屋の店先にはリンゴが並ぶ ひと風が吹けば カサコソ、カサコソ、カサコソ 落ち葉の布団が重 […]

2021年,

2021年10月の絵手紙エッセー『少しのんびり』

2021年10月の絵手紙エッセー『少しのんびり』

季節は急ぎ足で秋を迎えた 川沿いの、いつもの散歩道は 背丈ほどに伸びた夏草が生い茂り 至る所で川面を目隠している 遠くの風景は 美しく刈り取られた稲田が広がり 秋の風情を水彩画にしたいほどだ 歩く度に稲藁の匂いを乗せた風 […]

2021年,

2021年9月の絵手紙エッセー『秋の到来』

2021年9月の絵手紙エッセー『秋の到来』

朝夕ともなると草陰から 秋の到来を知らせる虫の音が 聞こえてくるようになった コオロギ、馬追い、鈴虫、などなど どの声が、どの虫か?は 知らないけれど、鈴虫の鳴く 羽擦れの美しい音だけは判る リーン、リーン、リリ~ン 何 […]

2021年,

2021年8月の絵手紙エッセー『笑顔』

2021年8月の絵手紙エッセー『笑顔』

暦は八月、真っ直ぐな強い陽射しを 麦藁帽子に助けられながら 膝まで伸びた庭の草と奮闘中である いくら綺麗に草を刈っても ひと雨降ればまたスタート地点に戻る 滝のような汗を拭いながら 空を見上げる アンパンマンのような幾つ […]

2021年,

2021年7月の絵手紙エッセー『どんな世界でも』

2021年7月の絵手紙エッセー『どんな世界でも』

今年も暑い季節がやってきた 年々、厳しさを増す暑さにも 覚悟はしているけれど それにしても、コロナ禍の中 マスクの下からの熱気には どうにも閉口である さて、日本の夏の『涼』を感じる 暮らしの知恵には色々あって すだれ、 […]

2021年,

2021年6月の絵手紙エッセー『だいじょうぶ』

2021年6月の絵手紙エッセー『だいじょうぶ』

裏庭の日の当たらない場所で ひっそりと咲く母子草を見つけた 誰の目にも止まらないような地味な花 いつも自分を主張しない静かな花 ただ、ひっそりと自分の役目を知り ただ、黙って小さな黄色お花を 咲かせながら、その季節が来れ […]

2021年,

2021年5月の絵手紙エッセー『そのままを』

2021年5月の絵手紙エッセー『そのままを』

木々の緑はますます深くなり 木陰の恋しい季節を迎えました 巡り来る自然の営みを五感で 受け止めながら静かに今 緑色の風に吹かれている 春の柔らかな芽ぶきから緑葉へ 足取りは急ぎ過ぎている、と 誰もが口にするけれど 桜の花 […]

2021年,