やちよ絵手紙の森美術館

2016年7月の絵手紙エッセー『笑っていよう』

また暑い夏が始まる
それでなくとも暑さに弱い身
ましてや、年齢増すごとに暑さが
体にこたえてくるようになった
あの、夏らしい青い空と白い雲
ジィー、ジィーと鳴く蝉の声も
何だか恨めしく思うようになった
夏風邪をひいて病院に行けば
待合室に並んだ人々は
確かに暗い表情の人ばかり
電車に乗れば携帯、スマホ片手に
うつむいている人ばかり
ひと昔前なら隣に座った人と会釈し
差し障りのない会話も弾んだものだ
人と人が目を見て話せば心が開く
無理な笑顔でもそこに表情が見えて
笑顔も大切な挨拶の一つだった
笑顔は赤ちゃんも年寄りも素敵
笑って、笑って、笑って・・・・・。
さあ、皆さん笑って下さい。この頃
笑顔を忘れた人が多くなりました。

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