やちよ絵手紙の森美術館

2014年9月の絵手紙エッセー『不老長寿』

あれほど厳しい暑さも
朝夕には少しずつ陰りが見えてきた
薄暗い夕暮れともなれば草むらからは
虫たちの鳴き声が聞こえてくる
季節は確実に秋の足音を忍ばせて
近付いて来ているようだ
春夏秋冬、季節の巡りがそうであるように
人生の道のりにも四季があるように思う
若葉の勢いづく春
真夏の木陰を作ってくれる深緑の葉
色付き始めた木々の葉は、こらからが
一番の見せ所、彩り豊かに輝き始める秋
喜びも苦難も、成功も挫折もそれぞれに
人生の味となってその人となる
『敬老の日』と、暦に記されている九月
それぞれの季節を精一杯、味わいながら
楽しみながら歩いて欲しいと思う
まだまだ未完成な自分を磨きながら
夢を先に先に追いかけながら
心はいつまでも熱く熱く輝いて
元気な『老い』を生き抜いて欲しい
不老長寿を願いつつ、、、、、、。

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