やちよ絵手紙の森美術館

2014年7月の絵手紙エッセー『心の中で』

日増しに夏の気配を感じて来た
小さな家庭菜園の野菜たちも
みんな勢いづいて元気に空を仰いでいる
それぞれの形、それぞれの味
どれ一つ同じものは無くて
その天分に素直に従いながら生きている
さて、私はというと、、、、、。
与えられた使命を生きているか
その天分を活かしているのか
日々、そんな疑問を打ち消しながら
時間の流れにただ身を任せている
もう若くはない、だから仕方が無い
言い訳ばかりを口にしながら
生かされている事に気がつく
今まで出逢って来たすべての人に
離れて来たすべての人に
心から掌を合わせる
清らかなせせらぎに身を置く
水芭蕉の姿に
感謝の心がわき上がる
こころの中で静かに掌を合わせる

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